姉戸川温泉

仙台から新幹線で八戸へ。ここでの接続列車でそのまま野辺地まで行っても、大湊線の列車を1時間程度待つ事になるので、小川原で途中下車して姉戸川温泉へ。
隣接する三沢空港温泉等と似た、淡緑色透明のツルっとした弱アルカリ泉。
上がり湯をしても尚、体がスベスベするので訝しく思っていたが、なんとシャワーから出てくる湯も温泉であった。

200円と極めて良心価格だが、貴重品ロッカーがないのと、最低でもタオルは持って行く(訪問時売り切れており、裏の部屋にある若干タバコ臭いタオルをお借りした。)事には留意が必要。

相馬〜浜吉田

腹が満たされた所で歩を進め、復旧区間へ。
坂元あたりは、高台の新駅からかつて駅があったはずの沿岸部の更地を見下ろす構図で、仙石線の野蒜に似ている。

前後の各駅周辺には、これまた内陸移設された商業施設が並ぶ。
そんな地域から人を集め、原ノ町を出た時はガラガラだった列車が、南仙台でほぼ満員となった。

双葉食堂

朝イチの特急ひたちで出て、竜田から代行バス
震災後の帰還困難区域を車両で抜けるのは、昨年9月以来の2度目。女川や志津川など、多くを失っても立ち上がろうとする人々の力強さを感じる他の被災地と違い、それすら許してもらえないこの地域を見ると、やりきれない思いを禁じ得ない。

竜田から29名、浪江で1人乗って30名とやや混み合って小高に到着。
すぐに開店直後の双葉食堂さんに向かったが、既に相席をお願いされる程の盛況ぶりであった。

喜多方ラーメンをずっとあっさりさせたような、飽きの来ない王道的中華そば。
小さい頃からの常連客に話しかける、創業66年の店の女将さん。一度は散り散りになった人々が、ふるさとで顔を合わせている。
未だひとけの無い家が見られるこの町に、徐々に人間の暮らしが戻りつつあると感じた。