内職厨

以前、生物の授業中にパソゲーをしている所を教員に2度に亘って発見され、呆れられた香具師がいるという話をしましたが、実はこれを遥かに凌ぐ厨房がいることが明らかになりました。


それはいつもと変わらぬ日常の1コマとして通り過ぎるはずだったある授業中の事。そう、教材用ビデオを見る為にやや暗かった教室と、明日が再試験日だという事以外はいつもと同じだった。私も、多分に漏れず内職キボンだった友人らを先生の目から隠す為、彼らの真ん前に着席してそのビデオを見ていた。
上映後、先生がある女子学生を名指しした。(以下一部改変)
先生(T):ビデオの間、微積の勉強して、最後の方なんか寝てましたよね。
学生(S):あ、はい。
T:私がずっと見てたの知ってました?
S:知ってました。
T:でも辞めませんでしたよね。て事はあなたにとって内職は悪い事ではないという事ですか?
S:はい、別に。明日再試があるので。
T:では今は再試の方が重要という事ですか?
S:はい。そういうことになりますね。
T:もし注意されたら辞めますか?
S:えぇ… はい。
T:でも正しいと思っているなら辞めなくて良いんじゃないんですか?
S:あ、でもあとでいろいろ言われるのイヤなので。
T:ではあくまで内職したり寝たりしても良いとお考えだという事で良いですか?
S:はい、うるさくして周りに迷惑かけなければ。
T:判りました。でも私は見ていて非常に不愉快でした。本当に再試が大事なら休めば良いじゃないですか。出て行ってください。
S:あ、判りました。


そして彼女は去って行った。


度肝を抜かれた。寧ろ笑えるくらいキモかった。




先生、乙彼様です。