センター試験:リスニング機器不良続出

どうも日本という国は、災害援助などで被災者が一番欲しがっている時期に「対応を協議中」とかトチ狂った事言ってもたつく反面、今回のように導入早々混乱を招くような事があるようで。住基ネットもそうだった。適切な法体制やセキュリティ対策が脆弱なうちに稼動されて、「大丈夫だから信用しろ」という方が間違っているというものだ。


試験前に50万台にのぼるICプレイヤーの全品チェックを行ったことは、対策の充実性を示す物と言えるだろうが、結果として1000人に1人という数の受験生からリスニング試験関係で苦情が出ている。
ただでさえ冷静さを失う受験。対策が徹底されていても、前例のないことに戸惑う受験生が、試験前のみならず当日も出るだろう事は想定内であっただろうに。
文科省があの重い腰を上げてリスニングテストを導入したのを絶賛していた*1だけに、今回の混乱は個人的にも残念である。今後に注目したい。

*1:もっとも、既にリスニングがない時期に受験を終えてしまった人間だからこそ、こうも上から見たようなお気楽なことが言えるのだが。w