闘いを終えて―JR九州完乗後記

特急「ゆふいんの森」

日田で特急「ゆふいんの森」に乗換え、湯布院に向かう。
正直、「全車指定なのは厄介だが、時間的にこれに乗らないと仕方がない」と乗った列車だったが、車掌・車内販売員の他に、観光案内などを担当する客室乗務員2名を擁し、定期運行ながら雰囲気はまさにイベント列車。
沿線の景勝地では徐行運転の上、客室乗務員による説明付き。オマケに車内でウテシ帽かぶって写真撮影までさせてもらえるクオリティの高さに思わず(;´Д`)ハァハァ。



終点の由布院*1で下車。駅で周辺施設の割引券とレンタチャリを(σ・∀・)σ ゲッツ!!して町中の散策を開始。


一級観光地ゆえ、駅前はリゾート感あふれる地区が広がっているが、ちょっと離れると手の加わっていない住宅や田園の風景と、そこにその景観を損ねないよう小ぢんまりと点在する温泉旅館が見られる。私はその中のひとつ、「柚富の郷 彩岳館」に日帰り入浴した。
露天風呂に出るなり浴槽の岩の切れ目からハッキリと見える由布岳に圧倒される。この日の湯布院も快晴だったため、山麓から山頂まで余す事なくその勇姿を堪能できた。アレが見られるなら15分間ママチャリで坂道を上ってきた甲斐があったってものだ。



帰りがけに旅館の売店でかぼすキャラメルと“きりぼんちゃん”を購入。
と、会計をしに来た旅館の旦那に声をかけられる。

旦那「“風のハルカ”ご覧になってらっしゃるんですか?」
俺「えぇ、時折ですが…」
旦「当館のお風呂をロケで使って頂いたんですよ。」
…!?


なんでも、ハルカが湯布院に里帰りした時(多分放送では第10週辺りだろう)の入浴ロケが先方だったらしい。


「土産なんて駅前で買えばいいけど、折角来たから記念に…」


と思った所が、期せずして曰く付きのトコで買えてしまった。ヨカタヨカタ。(・∀・)




レンタチャリを返却し、未練がましく駅前で麦焼酎を回収して「かりん」の放送時間に間に合う新幹線に乗れるように帰路へ。普段は間違っても麦焼酎など買わない私だが、せっかく大分に来たんだし、郷に入っては何とやらで―w

*1:町の名前「湯布院」と、駅名「由布院」を区別しています。