壱銀家に行ってきた

壱銀家

2ヶ月前にオープンしてたんだけど、試験とかいろいろあったので。


壱六家系列のようだが、ここの北側わずか300mの所にライバル店である吉村家系列の横横家がある訳で、殴り込みの如く出現したニューカマーの自信の程をまずは拝見しに。



初めに、周辺インフラ。
横横家よりやや駅に近いとはいえ、わざわざ歩いて行こうと思える距離ではないのだが、我が団地や横須賀中心部へのバスの始発停留所の目の前であり、R16(横須賀街道)を挟んだ斜向かいに来店者なら無料で利用できる2台分の駐車スペースも確保されている。但し、R16から直接は入れず、離合困難であるにも拘らず鎌倉方面への抜け道になっている狭隘路を通らねばならない上、スペース自体が狭い駐車場の最も奥にある為、夜間で交通量の多い時間帯は難渋しそうだ。また、出庫時の安全性を考えると、前向駐車は昼間であってもお勧めできない。
尚、もしここが満車でも、すぐ近くのR16沿いに30分100円と良心的なTIMESがある。


次にハード面。
店内には赤を基調としたカウンター十数席+4人掛け2基がゆったり配置され、壱六家本店や吉村家系各店に比べると格段に清潔感がある。
店員の活気は空回りしない適度レベルだが、店内BGMの音量はあと1割弱小さくても良いのではないかという印象。


そして、肝心のラーメンについて。
普通盛りで800円と、630円の横横家より割高だが、それぞれに妥協の無いチャーシュー3枚・海苔5枚・味玉・うずらが載ってこれなら大満足。
また、醤油味が強く濃い目の印象を受ける吉村家系に比べ、油滴が細かく家系にしてはサラリとした感じのある優しいスープは、壱六家譲りと納得できる、中太平打ち麺によく合う仕様。しかしながら、サラリ(といっても家系以外のラーメンと比べたら充分こってりしているが)としながらもぎゅっとコクが詰まってる本店と比べるとその辺が今ひとつかなと。内心どこか“藍より青し”を期待していたのだが、ここはこれからに望みをという事で。
ただ面白いのが、スープの中にシーチキン風の物が混和しており、なかなかに美味い。これは横浜家系ではあまり出会った事のない味だ。



横横家に待ちが出ていても壱銀家はガラガラ― という光景を時折見かけるが、健闘してほしい。