最後の砦・阪和線

翌朝は先輩とは別行動となり、睡眠4時間半という厳しい状況をおして、阪和線とそれに付随する関空線・羽衣線を乗りに出る。
パスを持ってはいるが、前と同じルートもつまらないので、天王寺まで御堂筋線に乗り続け、わずか5分の接続で地上を走る関空快速に乗り込む。


最初の停車駅は堺市だが、堺といえば、非政令指定都市としては日本最大の規模をもつ都市のはず。しかしながら、ゴミゴミした感じはなく、東京近郊と比べても割合整然としてキレイな街という印象を受ける。これは、関西全般に言えることのようで、首都圏や中京圏に比べ、人口の割に平地が少ないにも拘らず、東京のような無秩序なイメージを抱かされないのは誠に不思議である。



関西空港駅の改札を一旦出て周囲を見物し、搭乗ロビーに向かう人の波に逆行して駅の改札に戻る。ww


日根野でブランチを仕入れ、和歌山へ。
府県境の山中渓付近など、「これが大阪府か!?」と言いたくなる程のマイナスイオン空間が…。高尾を出て小仏峠にかかる中央線に乗っている時の感覚に近い。


和歌山で、車掌が乗換アナウンスで暗に「次の電車に乗れ」と言ってるのをガン無視し、1分ダッシュを決めて和歌山市行きに滑り込みセーフ。この時も、駅員泣かせの健脚な同志が3人ほど乗換えを成功させていた。(危




和歌山市からは南海電鉄を使って北上する。羽衣線に乗る為、羽衣までの切符を買う…   ふりをして手前の春木までの切符を買う





なぜかって?






“久川金物店”。他でもない、声優・久川綾の生家である。
春木駅西口から徒歩8分。以前調べた時は違う住所だったような気がするので、あるいは移転したのかもしれないが、それでも実家であることに変わりはない。
期せずして聖地探訪となった。