近鉄初日&東近江巡業―これはいい信楽狸です

江南の先輩宅に再び突撃して一晩過ごし、翌朝、名鉄津島線を潰しつつ弥富から旅行開始。

近鉄弥富→桑名→大垣→米原→高宮→多賀大社前→近江八幡八日市→貴生川→信楽→京阪石山→浜大津→三条→淀屋橋


という訳で、「近鉄初日」と言いながら、近鉄には午前中に少ししか乗らない。この日のメインはあくまで東近江。びわこ京阪奈線フリーきっぷで巡る。


近江鉄道の主力車両は西武鉄道の中古車のようで。相変わらず東急と西武は地方私鉄に人気だなぁ。


乗り継ぎの都合上、多賀大社前で時間ができたので、参拝する事にした。
多賀大社近江国三宮という位置付けだが、“ここが近江の一宮だ”と言われても何ら疑念を持ち得ない威風堂々とした佇まいを見せる。参道である絵馬通りは景観保存地区のようになっていて、一般の商店や長屋は勿論、銀行等までも黒瓦やら白壁やら格子やらで風情のある佇まいになっていて、実に俺好み。w


ってか、「大阪まで1時間半もかかるんでしょ」と舐め腐っていた八日市がかなり栄えた街だった。(^^ゞ
しかし、この期に及んで「能登川」という地名で高まるのは我ながらどうかと。(ノ∀`)



列車が旧・水口町に入る。ここはさきの合併により「甲賀市」となった。
甲賀といえば… “ご当地ソング”として奈々ちゃんの"WILD EYES"をウォークマンに入れてくるべきだったなぁなどと思いつつ、貴生川に到着。



さて、信楽高原鐵道なのだが…
まぁ5年前に“信楽狸”の名を使い始めて以来、いつかは乗りたいと思ってたので、個人的には猛烈に高まり所なわけで。www


で、信楽線のホームに着いて早速こんな列車(↓)に迎えられては、より一層(ry



貴生川を発車した列車はまもなく急勾配を登り始める。遮るものが無いので、車窓から広く湖東地区が見渡せて気持ちがいい。
ちょうど最高地点付近に小野谷信号所があり、そこから一気に坂を下る。


と、進行方向右側に座っている男性がカメラを持ってソワソワし始めた。



このオッサン、分かってるわ…



信楽高原鐵道の代名詞とも言える16年前の惨事を悼む慰霊碑は、この坂の中腹の右側にある。恐らくそれ狙いだろう。私もその理由で右側に座りたかったが、左側の席しか空いていなかったので、そちらに座り、背伸びしながらキョロキョロする事に。w
結局ここは、薄暗かったせいもあり、よく分からないまま通過してしまった。



そこから8分で終点の信楽に到着。早速ホームや駅前で沢山の狸さんに迎えられた。w


駅前のロータリーにはこんなもの(↓)が。ちなみにこれは公衆電話。w
周りの建物や電話機と比べると、その大きさが分かるだろう。



国道沿いに立ち並ぶ陶工所をぶらぶら。





ほぉほぉ〜。






すみません、ついカッとなって…www



駅と国道の間に甲賀市役所信楽支所*1があり、「交通鉄道安全宣言の町」との看板が。単に「交通安全宣言の町」でないあたりが流石は信楽。何気ない言葉に重みを感じる。


30分滞在の後、折り返し列車に乗り紫香楽宮跡で下車。国道を緩やかに登り、先程の慰霊碑へ。
街路灯は無く、路肩は狭いほか、路傍の木立の枝が張り出していたりして恐い。
メインのモニュメントの右脇には、42人の犠牲者の名が刻まれた碑が設けられていた。
  



雲井まで歩き、バスで石山へ。京阪特急で大阪入り。新今宮の安宿街を歩き回った結果、夜遅かった為に多くの宿でお風呂時間が終了している中、24時間シャワー開放で素泊り1800円の所があり、即チェックイン。

*1:旧・信楽町役場