1日―山越え

前日に買った「四国再発見きっぷ」で旅行スタート。


と、新居浜に着くなり隣のボックスに座っていた高校生が財布を忘れたまま降りてしまい、他人事ながらやきもきいしていたところ、列車が発車する前に気付いたようで、車掌に付き添われて取りに来た。肝冷やしただろうな、あの高校生。w



松山からはJRバスで久万高原を越えて高知へ向かう。当初は高速バスを使おうとも考えたが、折角この切符でJRバスに乗れるのだからとこちらに決めた。
大街道の伊予鉄平面交差を通過する振動を味わいたかったので、路面電車に乗って松山市駅で郊外線に乗り換え、伊予立花からバスに乗る事に。


次々に往来する伊予鉄バスに交じって1日10本程度運転されるものの為に、JRバスの停留所標も小ぢんまりと置かれていた。



バスは砥部町の中心部を過ぎるとまもなく急勾配に差し掛かり、標高720mの三坂峠を越えて仁淀川の流域に入ると、久万へ向かって緩やかに下り始める。
久万は高原の町らしい情緒を湛えているが、この日は昼前の時点で既に30℃あり、じっとしてても汗が出てくる気候だった。それでも折角来たのだからと途中下車し、町役場から1.5km離れた大宝寺へ参拝して次のバスまでの時間を潰す。


 



高知県との県境に近い落出でバスを乗り継ぎ、高知平野へと下る。
佐川からJR・土佐電・バスを乗り継いで高知市の桂浜に行ったものの、時間が遅すぎて食堂も土産物屋も閉まっていた上に、帰りのバスを待っている間に雷雨に見舞われ、散々だった。