更に北上

2日目は「更に沖縄らしい景色が見たい」と思い、嘉手納基地のそばを経由して美ら海水族館を目指す事に。
コザから嘉手納に向かう国道沿いに道の駅があり、ここの最上階から基地の全貌が眺められるようになっている。我々が行った時は、軍機の離着陸を狙ってカメラを構えている人が数人いたが、しばらくするとここに修学旅行生の集団が加わり、特等席を占領されてしまった。w


嘉手納から国道58号を北上し残波岬へ。南東方向以外の270°が全て海という地形の上に灯台が建っている為、ここから見える景色はスケールがデカい。それでいて南側の海岸線は本島屈指のリゾートビーチが広がっているとくれば、魅力的な風景としか言いようがない。



石川ICから名護まで再び高速をかっ飛ばし、美ら海水族館に向かう為に本部までのショートカットルートを走行中、これまた良さげなそば屋を発見。

この辺りから、「沖縄そばは何食食っても飽きない」という認識が生まれ始める。w
一緒に海ぶどうを注文した。海ぶどうは土産でもらったのを1年くらい前に食べて以来だったが、あの口に入れて潰した瞬間に優しく広がる清々しい食感はクセになる。



美ら海に着いたら、オフシーズンの平日だというのに水族館入口に近い駐車場は既に満車になっていて、北側に外れた立体駐車場の3階まで回されてようやく停まれた。恐るべし美ら海。((((;゜Д゜)))


入ってしばらくは、「コレだったら品川や八景島と大差ないし、言われてる程じゃないな…」と思ったのだが、巨大回遊槽の前に立った時に考えを改めさせたられた。流石にギネス登録の迫力には圧倒されるしかなかった。


水族館を出てイルカの水槽に向かったところ、ちょうどショーの最中だった。



この日の宿は、今帰仁村役場から少し入った海沿いにあるゲストハウス。さとうきび畑を横切る小径を走ったかと思うと、いきなり非舗装道になるので一瞬心配になるが、その突き当たりに宿はあった。
目の前はすぐ海なのだが、当然そんな場所だからほぼ宿のプライベートビーチ状態。窓を開けたまま部屋の布団に横になると、心地良い風と潮騒の音だけが届いてくる。



安さも然る事ながら、ゲストハウスの良さと言えば宿泊者同士の交流の場が多い事。この宿では毎晩8:30から自由参加で茶話会が開かれているようだ。といっても、席に着くなり泡盛の水割りが振る舞われるので、実質的には飲み会なのだが。w


この時集まったのは、2階に宿泊する老夫婦と青年、それに1階の個室に泊まる私の4人。青年は自転車で本島周辺を回る途中での宿泊で、老夫婦はもう2週間近く連泊しているという。


1時間くらい談笑したところで、「明日があるから」と青年が部屋に戻った。
ところで私も明日があるっていうか寧ろ朝から車を運転するのに既に2.5合程の泡盛を腹に送り込んでる訳だが、どうなるかは明日起きてみなきゃ分からんし、まぁなんくるないさ… という発想しかできなくなっていた私は、彼を「おやすみなさ〜い!」と見送って、結局閉会時刻まで2時間半飲み続けた。(爆