膝折宿〜大和田宿

14:45、白子から1時間で膝折宿に到達。
元々は今の東武東上線がこの区間に沿って建設される予定だったが、志木の豪商による誘致の影響で、そのルートから外れてしまった両宿。そのせいかどうかは知らんが、所々で時代を感じさせる構造物に出会えた。



膝折宿内、黒目川を渡ってすぐの旧道沿いにある、土蔵を備えた旧家。橋の手前からこれが見えた時は思わず息を呑んだ。




宿場の川越方外れ付近にある庚申塔と、その近くの旧道沿いにある土蔵。この土蔵の所有者もまた、私と同じ苗字―



白子宿同様、膝折宿の切れた先も急坂であり、この坂に当たる旧道が朝霞市新座市の境になっている。上のような細道を経て、県道に合流する。



貴重な玉川上水の水を、一大名の領地に引き込む為に造られた野火止用水の存在は、500石の小姓から75000石の大名にまで駆け上がった川越藩主・松平信綱が幕府から信頼されていた事を物語る。



そういえば、アトムって新座市の特別市民なんだっけw



志木街道と交差してまもなく、大和田宿に入る長い下り坂になる。