高坂宿〜菅谷宿

12:30、石井宿から39分で高坂宿に到達。




宿場南端の地蔵尊と、宿場中心部にある六地蔵。いずれもすこぶる保存状態が良い。



高坂宿の街並み。ここまでのと比べればまだ旧宿場らしいかなぁ― という程度。



島田で併合した日光脇街道と、宿の北端で分かれる。



こちらは随分読みやすい道標だと思ったら、「忍」ではなく「行田」と彫られている。それなりに新しい物のようだ。



東松山橋を右に見ながら県道344号に出て、東武東上線の踏切を渡った辺りで畦道に下りる。左が県道、中が往還、右が松山陣屋(現東松山市街地)へ向かう道である。後二者の分岐点にある石標には「ちちぶ 小かわ」等の地名が見て取れる。



都幾川沿いの低地を行く。途中でワンボックスカーが来たが、それだけで道幅いっぱいで歩行者でさえすり抜ける余地がないので、全力で道脇に避けたw



道なりに県道に合流し、400m程で再度右へ。かつての天神河原の渡しに下りる土手から、草に埋もれかけた石段を上り、唐子橋で都幾川を越える。ランニング中の学生からママチャリの女性まで、歩道もそれなりに交通量が多い。



橋を下りて最初の小道を左に入り、関越道の下をくぐると、渡し場から来た往還に復帰できる。
そのまま道なりに進み、山田屋の所で県道344号に四たび合流してからは、5kmほど県道を行く事になる。唐子の集落に入ってからは、歩けど歩けど地名すら変わらない。この日の最高気温は熊谷で28度。13時過ぎという時間帯もあり、空腹を抱えながら単調な道をひたすら歩くのが流石に厳しく感じられたが、とにかく菅谷までは休憩ナシで行こうと決める。