小前田宿〜用土


17:53、赤浜宿から41分で小前田宿に到達。



花園郵便局のすぐ先で、先程一緒になった秩父往還と分かれ、川越児玉往還は右へ進む。



秩父鉄道の踏切を越え、坂を上ると、



深谷市武蔵野の気持ち良い直線がある。



菅谷から付いたり離れたりしてきた鎌倉古道も、この辺りは往還と同じ道筋を取るようで、沿道にこんな説明板があった。



寄居町用土に入って間もなく、一際デカい道標が。中山道深谷宿方面へ向かう道との追分らしい。



道標から500m程でJR八高線を横切る。その名も「鎌倉街道踏切」。



1955年に寄居町と合併するまで存在していた用土村の道路元標は、用土郵便局から往還を挟んで斜向かいの、用土五区公会堂敷地内にある。
道路元標というと、東京日本橋や大阪梅田新道が有名だが、こういった一地方の、しかもほとんど使われなくなった道標が現存しているのは面白い。



18:27、用土三区の旧道から広木宿方面を見た時、5月という時期が良かったのか、ちょうど沈む夕日がかぶった。
終点・藤岡宿まではあと17km。いつか再訪する事を信じ、この日はJR用土駅から帰路に就く事にする。