赤浜宿〜小前田宿


出雲乃伊波比神社の前で県道81号に出る。17:12、今市宿から49分で赤浜宿に到達。
往還はこのまま600m程西進した後、北に進路を変えて赤浜の渡しに向かって下って行くが、今では花園橋を渡らないと対岸に行けない都合上、すぐに右折して県道296号に復帰する為の間道を進む。



花園橋の上から見た赤浜の渡し。川越を出てから荒川の支流を20本程度渡ってきたが、ここで遂に本流を渡る。



橋を渡って寄居町から旧花園町に入り、何となくこの道かなぁという感じで歩いていると、



点在する庚申塔がその正当性を証明してくれる。



深谷市と合併した今も、所々に「花園町」の表記が残っている。
「地下道を通れ」と書いてあるのだが、その地下道が見当たらないので、これまた高坂の時同様、決死のダッシュ。(x
後で、このすぐ西側に地下道があった事に気付く。往還からだとやや死角になっていた。



国道140号のバイパスを渡ってから250m程の区間は、商業施設や畑で往還が消滅しているので、東側の道を進んで復帰する。
復帰後300m程度で、熊谷から来る秩父往還と合流するが、その合流点近くにこのような祠が。何だか分からないが、富士山巡礼の安全を祈願したものだろうか?



合流点を振り返った所。左が秩父往還熊谷方、右が歩いてきた川越児玉往還。
秩父往還雁坂峠を越えるにせよ、川越児玉往還で南下するにせよ、この地域から富士山を目指す旅人にとって、ここは要衝だったのだろう。