矢倉沢往還2 鶴間駅〜厚木下宿

講義が早く終わった日の放課後にふと思い立って行った為、ケータイのカメラでの撮影となり、若干画質が悪いのだが…



鶴間駅から南東方向へ、道なりにズンズン進む。



大和斎場入口で二手に分かれるが、これは右へ。
よく見ると、斎場の正門前に「矢倉沢往還」と彫られた現代の石標がある。



まもなくR246に分断され、目の前に見えてる道へ進むのに400m程の迂回を余儀なくされる。
峠越えのくねくね道なら面白味もあろうが、こういう無為なロスには実に辟易する。


R246を越えてから相鉄さがみ野駅前までは、南北に区画整理された宅地内を、往還だけがひたすら斜めに横切る形になっているので迷わない。



かしわ台駅の手前で細い道が左へ分岐している。EZナビウォークではそちらに「大山街道」とふってあるので、ひとまず左へ行ってみる。



この辺りは尾根道になっているが、尾根道は古道の象徴のようなものだし、多分大丈夫だろうと思って進んだものの、天台小学校の手前で分断されていた。



仕方なくパブコ相模工場の脇から先程の道に復帰。後に迅速測図で確認した所、先程の分岐を曲がらずに行くのが正解だったようで。



いや〜、良い眺め。



と思ったら、今度は律令時代の古東海道に迷い込んでしまった。orz



分かったから、そういう事は先に言ってくれぉ。(ぁ
太陽の向きとバス停の案内を頼りに望地交差点に向かい、往還に復帰。
長津田小学校から15km、ひたすら南西向きに進んできた往還が、この先で一瞬だけ北西に向く。



この辺りからが相模国分寺のお膝元。
今の海老名駅周辺が田んぼだらけだった昔は、ここと、相模川のの渡し場に近い河原口が栄えていた模様。
現在は河原口から300m程下流のあゆみ橋を渡る。



橋を渡った所はもう厚木宿。町田や茅ヶ崎がまだ“村”だった時代から町制が敷かれていた、古くから賑わう街。商店のシャッターにも宿場を思わせる浮世絵が描かれていて風情がある。
日もくれたので、宿の南端付近にあたる旭町4丁目交差点まで歩いて終了。