陸前浜街道 広野宿〜楢葉町山田岡


広野駅仮設ホーム



列車の走らない線路が北へと延びる。線路自体は大丈夫であろうに…



写真奥の方が旧広野宿



現実味のあるポスター



現実味のある看板。
相馬方面へ向かう車両は、磐越道ないし国道399号への迂回を余儀なくされている為、この辺りは国道6号という幹線とは思えないほど閑散としている。たまに走るのは地元住民・警察車両・原発作業員の車両。



「向こう側」にある道の駅までは行けないのは分かっている。



広野火力発電所に隣接した対策本部。そういえば2・3号機が東芝製だったっけ。
現在は全機運転再開した広野火発だが、地元では原発のみならずこちらも廃止するよう訴える声が少なからず上がっているという。その気持ちは充分に理解できる。
連休中であれば家族連れで賑わって然るべきである総合公園も、この日は閑散としてた。



この少し手前にある斎場で葬儀の仕度が行われており、弔われる方の芳名の横に「双葉町新山」という住所が記されていた。自分の家に帰れぬまま亡くなったこの人の心中は如何ばかりだったろうか。



町境の標識を越えて最初の交差点が…



半径20kmの南側限界線。



北側に向かって合掌し、その場を後にした。



付近の丘では、何事も無かったかのように八重桜が咲き誇っていた。


この日のうちに、広野→いわき→郡山→新花巻→釜石まで移動。
途中、滝桜で有名な三春から結構な人数が乗ってきた。風評被害云々の問題もあるが、この賑わいを見ると、まだまだ日本は捨てたモンじゃないと思える。「こんな今だからこそ」と敢えて福島を選んで来てる人もいるのではなかろうか。