たまゆら舞台探訪―下蒲刈・豊浜

蒲刈三ノ瀬は、朝鮮通信使の寄港地だった所だそうで、巡礼云々抜きにしても訪れたかった場所。
探訪に際しては、純度標準様、つればし様をはじめ、諸氏のレポートを参考にさせて頂いた。



まずは広駅前バス停カットを撮ってから、とびしま海道をかっ飛ばし―



三ノ瀬バス停横の無料駐車場に車を停める。レンタカーの営業所や安芸灘大橋の料金所で地図をもらえたので、すぐに動ける。



志保美さん+ぽってカットで出てくる松濤園の石垣の裏手。地元のおじちゃんが釣りしてたw
松濤園の入口で、蘭島閣・白雪楼・本陣跡を含めた4館セット観覧券を購入。同時に、来る時通った安芸灘大橋の領収書を見せると、帰りの無料通行券がもらえる。



蘭島閣美術館入口。第3展示室のショーウィンドウなど、劇中で出てきた設備を紹介するフリップが、館内第1展示室前にかかっている。
館内撮影禁止なので当該箇所を写真には残す事はできないが、なるほどよく再現されているのが分かる。



美術館横の階段から白雪楼へ。京都→沼隈→竹原と3度の移築を経て、この地にやってきたそうな。
入ってすぐ、風通しの良い畳の間で抹茶と茶菓子が振る舞われ、心が和む。



2階に上がると、これまた心地よい光景が。はしゃぎたくなる香たんや、写真を撮りたくなるぽっての気持ちがよく分かるw




このカットがなかなか難しい聞いていたが、確かに窓枠から身を乗り出して望遠しないと撮れない。



作品と直接関係ないけど、こちらが残る1つ・三ノ瀬本陣跡。



江戸を目指す朝鮮通信使や西国大名は、福島雁木と呼ばれるこの船着場から上陸して、目の前の本陣に泊まった模様。



本陣の手前の観潮楼から三ノ瀬バス停まで、このような石畳が整備されている。
写真は蘭島閣美術館前。
車の運転席から撮影してるのがモロ分かりな件については何卒。(ぁ


奥に見えてる青い橋梁の蒲刈大橋を渡って、とびしま海道を先へと進む。




上蒲刈島を通過して豊島に上陸。
銭湯・ラーメン屋・バス停は見付けられなかったが、日も傾き始めているので急いで十文字山展望台へ向かう。
道中、展望台を案内する看板がいくつも立っているので助かるが―



案内通りに走ってるはずなのにいつのまにか非常にワイルドな道に。カーブが多い上に離合可能な箇所が極端に少ない小径が5km程度に亘って続く。
普通に走っていても草木が車体を擦っていくのだから、うっかり前から対向車など来ようものなら終了だ。まだ辺りは明るいが、少しでも危険回避の足しになればと、前哨灯をハイビームで点けて突き進む。



本当にこの道で合ってるのか? うっかりすると遭難するのではないか?
そう思い始めた頃、進行方向右側にちょこんと現れる門構え。
これが見えた瞬間にすごくホッとしたというレポートを幾つか見たが、まさにその通りである。


尚、うっかりコレを見落としてしまっても、そのすぐ先が行き止まりの駐車場になっているので問題ない。
ちなみにこの駐車場に、かおたんのパペットをルームミラーぶら下げた1台の軽自動車が停まっており、その乗員と思しき男女2人組の同志が展望台で写真を撮っていた。
もしこの軽自動車が下ってきて、途中で鉢合わせしていたら―  と考えたら、ゾッとした。



アーチをくぐって20段程度の石段を上ると、




目の前に広がる光景。
先程までしばらく神経張り詰めながらハンドル握ってた事もあり、一気に緊張が緩む。




展望台に上って、



さよみお姉ちゃんセレクトの絶景。


折角頑張って上ってきたが、まだまだ先を急ぐので、ひとしきり堪能したところで下山。



麓から見て最初の、滝の絵が描かれた展望台への案内板の所を、麓から見て右折(展望台方面)ではなく直進すると、程なく雄こんの滝に到着。



残念ながらおにぎりは持ってきてなかったので、お茶を飲んで暫し休憩。



この後、とびしま海道の先端、岡村島まで快走。
愛媛県最初の休憩所で写真を撮り、大崎下島へ戻って半年ぶりの大長・御手洗再訪。前回撮り損ねたカット、及び「ももへの手紙」関連のカットを幾つか撮り直した。
本州に戻ってきた頃には、ほとんど暗くなっていた。


問題は、この時点でまだ宿泊場所が確保できていない事。(ぁ
とりあえず、湯坂温泉・三原・尾道のどこかで探せば掴まりそうだが、どこへ行くにせよ道の駅たけはらまでは一本道なので、そこまでとにかく移動し、ここでダメ元で竹原シーサイドホテルに電話したところ、なんと三つ返事でOKとの事。とりあえず何とかなったw