初日(横浜市内〜姫路〜津山〜鳥取〜香住)

教習所の帰りに父の職場の方に向かう送迎バスに乗り、家族と合流して近くのイタ飯屋で誕生会。ドリンクバー頼んでるのに親父のワインを横取りしたり(ぉ

  • 満席という次元を超えて

ムーンライトながらの混雑は相当のものだろうと判断し、指定券が取れなかった今、少しでも確実に座席に座ろうと、大磯で日付を跨ぐ熱海行最終列車で熱海まで先行する。
熱海駅で、青春18きっぷを使わずに乗った大磯までの運賃を精算しようと駅員の所に行くと、「いいよいいよ」と軽くスルー。


熱海駅員ネ申*・゜゜・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゜・*:.。. .。.:*・゜゜・* !!!!!
数百円浮いた。ヽ(゜∀゜)メ(゜∀゜)ノ



熱海の同列車標準発車時刻は1:24。翌朝までの飲食物を駅前のコンビニで買い、駅に戻ってくると、山手線遅延の影響で、ながら号が40分遅れているとのアナウンス。


工工工エエエエエΣ(゜Д゜)エエエエエ工工工


でも浜松での長い停車時間を削るだろうから、大垣にはまず間違えなく定着だと確信し、落ち着いて待つ。
結局27分遅れまで詰めてやって来たながら号に乗ろうと…



予想以上に人大杉


自由席とかすでに入る事すらできないし。仕方なく前の指定席車両に侵入。ここですらデッキはいっぱいで、通路に立てただけでも御の字という有様。おいよ、4時間この状態のまま大垣まで逝けと? 考えただけで ((((;゜Д゜))) だぞ。


しかし、途中の由比付近で遂に、近くの女性2人組みが通路の地べたに着座。それを見て我々も次々に従う。幾多の人が通路に座り、両側の腰と足をもたせかけている為、ジベタリアンの我々は勿論の事、もはやちゃんと指定券を持っている人ですらトイレに行く事さえ大冒険という状態に。静岡で乗ってきた人など、デッキに立てないわ中に入れないわで途方に暮れてたし。


途中浜松で、臨時ながらに空席があるので乗り換えを受け付けるというアナウンスが。ここで空間に多少のすきができた。

豊橋でその臨時列車に乗り換え。こちらに乗らないと10:05姫路発の列車に間に合わない。今日は通常ながらがこんでいるから、全車指定とはいえ、混雑緩和の意味でも地べたに座っている我々を乗務員も注意する事ができない。


名古屋到着で、一斉に降りた客の座っていた席に、私も含めたジベタリアンが指定券ももたずに一斉に座る。(爆  いや、座席に座れるとはなんと楽な事か。



大垣、米原の乗り換えでいずれも席取り合戦に勝利し、大阪で先輩2人と合流し、姫路へ。
姫路では1時間あるので、とりあえず白鷺城へ。天気がいいので城内の公園でマッタリ。

4年前の西半分に続き、今回は津山までの東半分に乗車する。揖保川流域の素麺工場など、地元の空気漂う中を行く。
しかし流石は観光シーズンとあって、普段なら空くであろう区間人大杉。まさかあのローカル線で津山まで座れないとは…。


津山では2時間の休憩。この間も、今回の旅行の合言葉“何もしない贅沢”を満喫する為に、うどんを食べたあと河原に出てひなたぼっこ。
因美線に乗る前に、東津山にあるB'zの稲葉浩志の生家の化粧品店を訪ねる。これまたシーズンの為か、店内には化粧品店の客らしからぬ沢山の客が…。ちなみにお母様は至って普通の人の良さそうなオバチャンだった。(ぇ

  • 寅さん

いよいよ因美線に乗り込み、2つ目の美作滝尾で途中下車。こちらは先輩のリクエストで、「男はつらいよ」のロケ地というこの田舎駅で、またもマッタリ。
1時間少々あるので、近くの名もなき神社に足を伸ばす。民家の点在する小高い場所にある鳥居と、薄暗い山に続く参道。その先に少し行った所に佇む、人気のない社。ヘタな神社よりよほど御利益がありそうだと、3人揃って参拝。そして緑に囲まれた無音の空間で暫しの休憩。癒されるというか、まさに洗われるといった感じだ。

因美線に戻り、鳥取を目指す。途中の美作河井が、岡山県、もとい瀬戸内海側最後の駅。駅の向こうは一集落があるほかは一面の山。数人の人が降り、駅前に停まっている小さな村営バスに乗り込むという、貴重な生活の風景が、あの場所には残っていた。


ここから列車はディーゼルを唸らせながら、25km/hという速度で必死に峠を登る。寄り添う道に人や車の気配はない。渓谷の合間を行く1両の列車。夜行で無理をしたせいか、眠気が襲ってくる。



どれくらい走ったか、トンネルに入り、しばらくして坂を一気に下っているのを感じた。



峠を越えた。



それだけをやっと理解し、気付いたら乗換駅の智頭が近付いていた。

  • 宿入り

鳥取駅前でラーメンをかき込み、山陰線で宿泊地・香住に向かう。先日架け替えが決定した餘部鉄橋の今の姿を見ると共に、個人的にAIRのロケ地を撮影しようという目的の為の拠点として、餘部の駅前ではなく敢えて町の中心部を選んだ。
本来このあたりはカニ料理を振舞う宿が殆どな中、何とか素泊りを申し込んだこの日の民宿は、21時と遅くに着いた我々を駅まで迎えに来てくれた。


翌朝、1人早起きして、宿から200mの矢田橋(例の往人と佳乃が出会う橋)に向かう。すぐそこが河口なので、原作で出てくるほど狭い橋ではなかった。そこで、この為に持ってきていた美凪のカードケースとゲマ屋特典のクリアファイルをカメラの前にかざして記念撮影。
と、ここでデジカメのバッテリーが切れる。危なかった… ((((;゜Д゜)))


折角なので、海岸に出てみる。久しぶりに聞いた日本海の音だ。少し歩いて、モデルとなった学校*1の近くまで行き、これと、あのどろり濃厚ピーチ味な堤防を携帯のカメラで遠景として撮影。



30分の探訪を終えて帰ると若女将がやって来てモーニングコーヒーのサービス。チェックアウト時には、大女将の計らいで\4000だったはずの宿泊費が\3000になり、更に「香住に来られた記念に」と、岩のりまで頂いて、駅まで送って頂く。


次また来ることがあったら絶対あのネ申な民宿に泊まりますよ。


という事で香住の中心部をあとにし、餘部鉄橋へ。

*1:町立香住小学校