2日目(香住〜鳥取砂丘〜三朝温泉〜松江)

  • 90歳の老躯

餘部に到着。豊岡方面からは、我々が乗ってきたのが始発列車であるにも拘らず、駅には既に大量の人とカメラ。ぜってぇコイツら餘部に泊まってたし。装備からして連泊してまでシャッターチャンス狙ってるのかもと思える人も居る。
我々は1時間後に鳥取に向け出発するが、この間に逆方向の上り列車が1本来る。この時のために先に前日買ったかに飯を、3人揃って落石注意な海岸沿いで平らげ、自分もカメラポイントを探す。と、何気に隣で一緒にカメラを構えている先輩達…。やる気だ。( °ρ°)
8:18、列車が餘部駅に入ってくるのが見えた。停車時間を利用して、あのあと急いで充電したデジカメと携帯をスタンバイさせ、発車と同時に歴史ある鉄橋に差し掛かった列車を次々に撮影。


駅への帰り道、橋脚をバックに撮って欲しいという熟年夫婦に出会う。こういう人達もくるんだなと。まあ我々とて、私を除く先輩2人は至って普通の旅行者だけど。

  • 砂にまみれて

岩美で下車し、砂丘行きのバスを待つ。何気に同じような行動をとつ旅行者が多く、バスは満員状態。地元の老人が立って乗っているのが見えても、席を譲る為に動く事さえ危険であった。


砂丘東口で殆どの乗客が降り、我々もここから砂丘に入る。
砂に足をとられたり、先輩がラクダに乗って記念撮影してたり、先輩が軽くラクダの頭突きを喰らったり、俺らも含めてソフトクリーム屋に並んでる人の殆どが二十世紀梨ソフト頼んでたり、途中で地震*1があったのに全く気付かなかったり。(^^ゞ

  • 晒し風呂

バスで鳥取駅に出て、快速とっとりライナーで倉吉へ。車両は、ディーゼルとは思えないほどの低騒音と加速性能を誇るキハに変わっていたが、9年前に乗った時と同じく、車内は木目調の柔らかい感じのままだった。


倉吉駅前で先輩にレンタしてもらって、三朝温泉郷内のうどん屋によって昼食をとり、三徳山へ。目指すは、本堂から険しい山道を40分登ってやっと辿り着けるという山陰唯一の国宝、投入堂だ。
途中で小雨が降り出した。危険な参道は、ちょっとした天候不順ですぐに閉鎖となる為、我々は目的地へ急いだ。
山麓の駐車場に車を停め、山登りに備え軽装になって、受付へ。




投入堂登山道は積雪のため現在閉鎖中です。開通は4月になる予定です。”





ガ━━ΣΣ(゜Д゜;)━━ン



小雨とか関係ないし。折角来たので本堂まで行って参拝。(・へ・)


もうこうなったらあとは温泉しかないと、麓の三朝温泉に戻る。三朝橋の南詰下の川原にある共同浴場は、宿泊者でなくても無料で利用できるので、ここは率先して利用。香住の民宿からパクった拝借したタオルを持って、小雨の降る中、人の行き交う中で脱衣&入浴。伊豆修善寺の独鈷の湯みたいに、周りが一面萱で覆われてるとかならまだしも、入浴中に身体を曲げ伸ばしする所まで思いっきり人目に付く、そりゃ“混浴”ったって、女性はおろか若い男性すら我々くらいしかいない訳だよ。
でも気持ち良かったからヨシ。ヽ(゜∀゜)メ(゜∀゜)ノ   かなりゴミ浮いてたけど。


投入堂がなくなったので、予定を早めて2時間前のとっとりライナーで宿泊地の松江へ。

  • 驚愕プライス

駅から徒歩30秒、風呂洗面道具&冷暖房完備、朝夕食とサウナとTV無料、全室オートロックでシングル1泊\3900ってどうよ。(゜Д゜)   ホテル自体が倒産しないか、利用してるこっちが心配になるわ。しかも従業員の対応は激しく丁寧だし。更に松江駅南口だけで3棟あるっていう…。もはやあんな宿が存続してるのって経済学的にどうよと小一時間問い詰めたくなるほどの掘出し宿にチェックイン。


程なく駅の北口に回ったら、一畑電鉄の百貨店が開いてて、その中に出雲そばの店ハケ━━(゜∀゜)━━ソ!!   こちらでオーソドックスに割子そばを頼む。

ん〜っ、コシが違う。讃岐うどん水沢うどんに似た粘性が何ともたまらない。



あ、当然ホテルの夕食も食べましたよ、この僅か1時間後に。(ぇ
だって、タダなんだし。( ´_ゝ`)



最上階の展望風呂は、隣の別館より広い光明温泉で、松江の市街地と宍道湖が一望できる。サウナは低温*2体に負担の少ない遠赤外線で、温度効率を考えてか2部屋に分かれている。もはや全てにおいて非の打ち所が無い。世の中には合法的にウマい話ってのもあるんだなぁと。w

*1:例の福岡で震度6弱っていう。鳥取も震度4くらい揺れたらしいのだが…

*2:高い時で70℃くらいしかありません