石見銀山

実習を終え、一路北西に向かい動き出す。何しろ、この日の宿は最終列車が19時台という山間部にある為、うっかりしていると辿り着けなくなるのだ。


倉敷から5時間、浜原駅に到着。ここからの50.1kmが、私にとって最後に残った区間だが、この日は途中の石見川本まで乗る。
写真は同駅のもので、奥の列車から手前のに乗り換える。5ヶ月前に来た時は、運休の為この手前の列車がいなかった。




石見川本で下車し、民宿に入った。
部屋の外のトイレに向かい、普通に「男子便所」と書かれた扉から中に入ると、異様に内部が広く、なぜか向こうにもう1つ扉がある。気になったのでそこから外に出て、外側から扉を見た。





「女子便所」






入口分けてる意味ねぇじゃん。www




小便器側に「男子便所」、個室側に「女子便所」の入口がある同一空間。
脱衣所だけが別の混浴風呂とか、更衣室だけが別のプールとかは当たり前だけど、これは新しい。 ((((;゜Д゜)))



そんな新しい民宿で1晩ガッツリ休んで、朝のバスで石見銀山に向かう。
世界遺産登録を経て、観光客の急増が心配されたが、私が到着した9時ごろは、朝早いこともあってか人が少ない。これで一安心…



と思ったら、時間が経つにつれて埋まっていく駐車場。停める場所を失いかけた観光バスから次々に吐き出される人…
事務所の人が鉱石の説明をしているのだが、人だかりで肝心の鉱石が見えやしねぇ。仕舞いには食堂が満員で、できるの待っているうちに帰りのバスが行ってしまう為に昼飯が食えないまである。ヽ(`Д´)ノ


ただ、歴史的遺構を残していこうという地元の人の意気込みが感じられる。観光地ながら、必要以上の手が加わっていない。「この自然も含めて世界遺産なんやな」と言ってた観光客が居たが、まさにその通りだと思えた。
 
左:龍源寺間歩(採掘坑)入口  右:銀山の下町・大森の街並