明知鉄道

出発地の恵那は木曽川、途中の岩村や山岡は庄内川、終点の明知は矢作川と、短い路線が3つの異なる水系に跨って敷かれている事から地味にアップダウンが多いが、それがまたこの線の味だったりもする。


明智は、その名の通り光秀ゆかりの地らしい。駅前の目抜き通りの先に神社があったので行ってみたら、全国制覇を狙う武田勝頼に焼かれた後、明智城主遠山利景により再建されたものそうだ。


勝頼に縁故地を攻め落とされた光秀は、勝頼が信長に攻められ、天下取りの夢も虚しく天目山で果てた後、粛正目的とはいえ信長を廃して僅かの間ながら武家の頂点に立つ…
歴史っていつもそんなもんだよね。


 
左:恵那駅に停車中の列車。車体の塗装が美しい。
右:明智駅。全国各地で幾度となく見てきた終着駅の風景がここにも。