青の洞窟

「天気も良いし暖かいので海に入れないか」という事で2人の意見が一致し、前日に通り過ぎてきた真栄田岬あたりでシュノーケリング体験ができないかと向かってみたのだが、近くにショップらしいものは少なく、第一水着を持って来ていない― という事で、ここよりリゾート施設の多い残波岬周辺に行けば何とかなるのでは? と、昨日に引き続き残波岬へ向かって車を走らせる。すると道すがら、「青の洞窟シュノーケリングの看板を掲げる店を発見したので早速訊いてみると、ちょうど1時間後に出発だという。
なんというタイミングの良さ!  すぐに手続きをする。


ここで、「今から真栄田岬へ移動するので、私達の車の後ろを着いて来て下さい。」と言われたが、そこは何の因果か昨日から既に3度通っている道程。先導はおろか地図無しでも行けそうだったが、ひとまず彼らを追尾して真栄田岬の駐車場へ。


ここでダイバースーツに着替えながら全ての参加者の準備が終わるのを待つのだが、時期が時期なだけに参加者は大学生と思しき同年代の人達ばかり。幸いにも風・波とも穏やかで、青の洞窟に入れるとの事なので、慣れないダイバースーツで岩場伝いに洞窟の深部へアプローチし、そこから「青の洞窟」と呼ばれる洞窟中部に向かって泳ぐ。


簡単な説明を受けたとはいえ、ダイバースーツ+救命胴衣では浮力が大きく姿勢を保つのが難しかったり、シュノーケルの咥え方が甘くて海水がどんどん口の中に入ってきたりと、悪戦苦闘しながら洞窟内を泳いでいると、ある所で目を瞑って岩に手をつきながら左に移動するよう指示される。しばらく行くと停まるよう言われ、みんながその場所にきちんと並んだ所で一斉のせで目を開けて後ろを振り返る…





青いわ…(゚ρ゚)




先に見える洞口から差し込む光が、海底の砂や周りの岩に乱反射して幻想的な蒼白色になって見える。水中ゆえに写真が残せないのが残念な程の光景。
この前日は催行直前に波が高くなって洞内の遊泳が禁止されてしまったそうで、実にラッキーだった。


洞窟を出てからは、珊瑚礁の広がる海底と南国の魚を見ながら、先程伝ってきた岩場に戻ってきた。一緒に泳いだ相方はかなり心に響いたようで、C級ライセンス取りたいと言っていたな。w



レンタカー返却がこの日の19:30なので、もう1ヶ所くらい寄れるだろうと考えていたところ、まだツアー会社がくれた無料クーポンが残っていた事を思い出したので、島尻まで車を走らせ、グラスボートに乗る事に。
乗り場へ行くと、黒糖とさんぴん茶が頂けるスペースがあったので、出船まで待つ間ありがたく所望。7〜8分で出船となったが、もっと時間があれば危なく食べ尽くしてしまうのではないかという舌触りの良さ。危なかった。w


グラスボートは遠浅の海を航行し、時折停まって海底を見せてくれる。遠浅といっても、2〜3mの浅瀬が続いたかと思えばいきなり水深30mくらいの一面青緑の海が見え始めたりと、変化に富んだ海を上手に棲み分ける様々な生き物が目を引く。



これで那覇市内以外に未練がなくなった我々はレンタカーを返却し、宿にチェックイン。この時、沖縄都市モノレールゆいレール)を完乗し、再び全国制覇に王手をかけた。