鷺沼〜早淵川


食事を終えて歩行を再開すると、早速急な坂を下り、R246に出る。国道に出る少し手前から有馬8・9丁目にかけ、古道は南西方向に突っ切っていたそうだが、東急の宅地整備によりこの区間は消滅している。



という事が書き添えられた石碑の横にあり、恐らく消滅した街道筋から移築されてきたであろう有馬9丁目の庚申塔



有馬の住宅地内を迂回路で上ると、上り切る少し手前で古道筋が復活する。ここが川崎市横浜市(旧橘樹郡都筑郡)の境である。
道は「皆川園」という造園業者の敷地を分断するように延び、あゆみが丘の住宅地に入る。ここには往時、立場(休憩所)があったらしい。


うとう坂を下って県道102号・横浜市営地下鉄を横切った先の、老馬鍛冶山不動尊・霊泉の滝に賽銭をし、頭と上腕を洗う。いい加減熱しまくった体には有難い温度の水である。


道なりに進むと早淵川に当たる。これより2km下流の川沿いに母校の付属病院があり、私も何度か実習に行ったが、たった2kmなのに明らかに川幅が違い、変な感覚に陥る。