「全力道」

この道も、実に歩きたくなる道である。(挨拶



北品川の踏切からチラっと見える旧東海道が、何とも風情ある佇まいだったので、いつか歩きたいなぁと思っていた折、一昨日の午後が休講になったので、帰宅がてら歩いてきた。

旧東海道は生麦付近まで、よく並行路線とされる東海道本線国道1号より海側の京急線に沿った道筋を取るので、京急の定期券を持っている私にとっては散策し易い道であるのだが、手軽すぎて敬遠していた節もあった。



この日は品川駅〜川崎宿までの11km。今回は写真はナシで…(汗



と、いきなり麺屋七人衆・品達のウッドデッキのスピーカーからMy Soul,Your Beats!が。


「聞こえた〜気がした〜」と言いたい所だが、第一京浜国道まで聞こえるくらいの大音量だったのでそうもいかないw



北品川の宿場通りに入ると、人が多くて歩きづらい。
大半が地元の人と思われるが、そこは流石の東海道で、地図やノートを手にした、如何にも歩く事を目的に来てるといった感じの人もチラホラ居た。脇往還の野道を独り歩いてばかりだった私にとっては新鮮な光景。



東海道南品川の信号を過ぎると、グッと人通りが減って歩きやすくなる。
この交差点は、お台場やビッグサイトに行く時にいつも横切るが、ここを南北方向に通過するのは初めてだ。




鮫洲商店街に入る手前、聞き覚えのある歌が流れている商店があったので、よくよく聴いてみたらCrow Song



さっきの品達といい、「Angel Beats!」祭りか?www




鈴ヶ森中学校が見え、「鈴ヶ森というと処刑場のイメージしかないな…」と思っていたら、第一京浜と合流する辺りに刑場跡と供養塔群が。一晩中車が行き交う場所とはいえ、夜中はあまり来たくないな…


この後、もう一度東側に逸れるが、大森警察署〜六郷橋北詰は排気ガスをかぶりながらひたすら第一京浜国道を歩かねばならず、疲れだけが溜まってあまり面白くないが、いざ六郷橋が見えてくると妙な達成感がある。


渡り切って神奈川県に入ると、まもなく胸から腰の高さに旧東海道→」と書かれた親切な看板を見付けた。それに従って道なりに進むと、川崎宿の中心部へ。
地図が無くても迷わない―  これも、岐路の度に古道の道筋を確認しながら歩く脇往還にはない感覚だ。


砂子1丁目交差点でこの日の街道歩きを切り上げ、京急川崎駅から帰路に就いた。