松田惣領〜関本宿


新松田駅前が古道、そして宿場筋。といってもこちらは江戸後期に拓かれたもので、古くはもう少し南側と通っていたらしい。



十文字橋で酒匂川を渡る。2日前にレスキュー隊が出動する程の豪雨があった影響で、濁流の勢いは尚も激しく、中洲には流木が引っかかっている。



開成町吉田島地区内は、小田急線に沿った細道を行く。県道720号の抜け道になっているのか、交通量は意外と多い。



開成町のご当地マンホール。

まもなく90度向きを変え、西に進む。
周辺に遮るものの無い直線的な道が急に曲がる不自然さ。何となくここで小田原方面への道が分岐していたのではないかと思ってみたりするのだが…



沿道の立派な蔵。



日も暮れてきた。迷わずに関本まで辿り着きたい―




という思いに反し、ちょいちょい迷いながら関本に向かう尾根道に出た。


関本宿に入ると、旅籠・問屋などの跡地に高札形の板に筆書きされた案内が「関本宿を語る会」によって立てられているのが目を惹く。残念なのは、この時既に19時近くなっており、真っ暗で何が書いてあるか読めない事だ…orz



これは本陣跡を示すもの。
大名行列は原則として東海道を通ったはずなのに、なぜここに本陣が?  と思ったら幕末期、御殿場視察と甲府城代赴任の際に小田原藩主が利用したんだそうな。




長い事歩いて疲れたし汗もかいたので、箱根湯本の日帰り温泉に寄り道して帰宅。