出発早々

小山市内で在来線の線路が陥没したとかで、大宮で足止めを喰らう。宇都宮以北はほぼ平常運転らしいし、赤湯14:36の長井線に間に合わなければ後の予定が大きく崩れるので、泣く泣く3000円払って宇都宮までMaxやまびこプレイ。結果、白河でそれまでの遅れを完全回復。



板谷峠区間は1日16本ある新幹線「つばさ」に混じって6本だけ走る普通列車で。福島駅発車時点でたくさんいた乗客の大半が庭坂で下車するのは想定の範囲内。すかさず空いたボックス席に瞬間移動すると、1つ前のボックスにデジタル一眼抱えて車窓をキョロキョロ見ている、いかにも同業者といった感じの人(※女性でした。w)が。面白いので、こちらも彼女の真後ろでこれ見よがしにキョドってみる。(危


山形県最初の駅「板谷」辺りで、スイッチバック線の遺構の撮影に必死になる女性。それを冷ややかに見ながら内心猛烈にwktkしてる漏れ。
だがしかし、いよいよ峠越え*1に差し掛かると、内心に留まらず再び外見にもキョドりだす漏れ。

*1:以前も言及したが、峠は県境より西にあり、峠の東詰めに当たる板谷集落は住居表示こそ「山形県米沢市」ながら分水嶺より太平洋側にある。

山間駅に30秒の喧騒

トンネルを抜ける。


前の女性がカメラと財布を手元に携える。私も同様に臨戦態勢をとる。


峠駅到着。峠の力餅の売り子のオバチャンの姿を確認するも、オバチャンが立っているのは後ろの車両の停車位置だ。
前の女性が小走りに後ろの車両に向かう。何も知らない周りの乗客が( ゜д゜)ポカーンとする中、後を追って私も向かう。
ガラガラだと思っていた車内から、これだけ人が居たのかと驚くほど何本もの千円札を握った手が伸びたかと思うと、餅の箱を持った手が車内へ戻っていく。


停車時間わずか30秒。すぐに列車は駅を後にした。9年前、碓氷峠在りし日の横川駅で味わったあの一瞬の闘いを思い出しながら、買った餅をしまった。
この日の夜、北山形駅の待合室で空腹に耐えかねて12個入りのうち5個を食す事になるが、餅は柔らかく餡は甘すぎずな感じで食べ応えも充分だった。w

「三セクの命綱は中高生」と知りつつ…

新幹線停車駅としてのモダンな顔を持つ東口(JR改札)と、昔ながらの渋い佇まいである西口(山形鉄道改札)とのコントラストが特徴的な赤湯駅を、山形鉄道フラワー長井線にて予定通り発車。フラワー長井線は、映画「スウィングガールズ」でバンド一行が大雪の中を演奏会場に向かうシーンの撮影に使われた他、沿線一帯が「おもいでぽろぽろ」のモデル地なるなどした経歴を持つ。

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2日目の朝

誰が何と言おうと松島海岸は美しい。あの景色を見ていると、陸前落合駅からe303系氏にゆりしー(;´Д`)ハァハァメール送り付けたり、ホテルの休憩室にPC立ち上げて大音量で「UGアルティメットガール」見てた同業者が居たりした前夜の記憶など一瞬で吹き飛んでしまいそうで。(ぇ

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1年に1回、今より多く三陸鉄道に乗ろう!(PDF)

なんて運動を、沿線自治体の協力を得て(といっても三セク鉄道の筆頭株主って大抵は地元自治体だけど)展開している三鉄に大船渡側から乗車。1日フリーパスを買ったからにはどこかで降りたいと思い、南リアス線の中心駅であるその名も“三陸駅”で途中下車。駅前をぶらついて、国道沿いで早めの夕食を調達して駅に戻る。



駅に入れないっていう…



正確には駅舎に入れないのだ。この時まだ18:30だったが、駅舎内の売店が閉店するのに合わせて駅舎も閉めるようで、それ以降の利用者は駅舎横にある民家の裏口みたいな細い道を通って駅に出入りする事になっているようだ。もう一度言うが、ここは南線の中心駅だ。
更に追い討ちをかけるように、その“民家の裏口”を通ってホームに向かう途中で閉店作業中の売店のおばちゃんと出くわすや否や、おばちゃんから「おやすみなさい」と声をかけられた。農漁村の夜は早いのね。(^^;

JR束・在来線完乗

久慈の手前2〜3駅までの「さんりくレトロ」号の乗客は私を含めて3人。いい加減堅くなってきた峠の力餅を完食し、人目を気にせず興奮する。(ぉ


久慈を出てからは流石に疲れてお休みタイム。で、県境が近付いた種市で自然に起きたのはマジヲパワーだね。(何


鮫の手前で、ウミネコが大量に飛び回っている蕪島が車窓からハッキリ見えた。この蕪島三陸海岸の北限という事になっている。結局今回は、晴れの三陸海岸を1度も見ることができなかった。
国立公園の範囲を出るや否やすぐに工業地帯と住宅地が現れ、列車はその中をこまめに停車していく。そして、市街地も西の外れに近付いた辺りで東北本線の線路が寄り添ってきて、16:43、定刻より20秒ほど早く八戸駅に到着。この時点を以って、JR東日本在来線完乗となった。その結果、関西以東で唯一、上越新幹線だけが残るという、半ば予想はしていたものの実に珍しい状況に。(^^ゞ




この後、十和田で地酒を買い、大館の宿に直行して堪能。w
しかし、弘前の発車ベルが津軽三味線だったのには驚いたと同時に、mutsuki君に「今すぐそばにいるんだけど」みたいなメッセージ着弾させたかったなぁ。メアド訊いておくべきだった。(ぉ

マタギの里

急行もりよしの車両は前面・側面・天井とも広い窓が取り付けられ、秋田の奥座敷の風景をよく堪能できるようになっている。見える限りでは私と5〜6人の中年女性一行が乗っているだけで、後ろの車両も似たような乗客数のようだ。

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由利高原鉄道の車内に

寒いのか、冷房の吹出口を必死に調節している女子高生がいた。そのめいっぱい伸ばした腕に制服の上着が吊り上げられ、アンダーウェア越しに思いっきりキレイな水色が透けていたりいなかったり。


ごちそうさまでした。(変態

羽越本線土砂崩れの影響

予定していた列車が運休。酒田駅前から出る代行バスも、鶴岡辺りであつみ温泉まで行く後続列車に抜かれる模様だという。更にそれがこの日の最終列車となるので、どう頑張ってもムーンライトえちごはおろか、新潟県内にすら入れない事が判明。陸羽西線は動いているらしく、これに乗れば米沢か仙台までは動ける事が分かったので、余目行き代行バスに乗る。
余目を出てからというもの、泊まるくらいなら夜行バスに乗ったほうが良いと時刻表をビラビラ読む。
仙台→さいたま新都心(日本中央交通バス)が安いが、みどりの窓口不可。びゅうプラザはもう閉店している。


じゃぁこれなら…
新庄駅みどりの窓口が閉まってたら、観念して米沢に泊まろう。



新庄には8分遅れの20:12着
みどりの窓口へマジヲダッシュ
→営業時間:5:30〜20:30



キタ━━(゜∀゜)━━━ッ!!



「ドリームさくらんぼ号、空いてますか?」
「真ん中の席になってしまいますが空いてますよ。」



キタ━━・゜・(ノД‘)・゜・。━━━ッ!!




と、予定外の出費はありながらも何とか関東に帰って来られた訳で。
まぁ、王子駅前で夜行バスを降りたのち真っ直ぐ家に向かわず、1枚残った青春18きっぷ使って高崎線を北上し、お小遣い目当てに親戚中を暑中見舞いして回ったのはナイショの方向で。